皆さんこんにちは！
福岡県大牟田市を拠点に、九州全域で鉄骨工事や足場工事、機械据え付け工事などを手がける「加藤組」です。
加藤組では、多くの鳶職人が働いています。鳶職は建設現場の華と呼ばれ、どのような現場にも欠かせない存在です。鳶職を目指している方も大勢いますが、新卒や未経験者の場合はいろいろと不安も多いのではないでしょうか。そこで今回は、弊社で活躍する「鉄骨鳶」の仕事内容や将来性をご紹介します。
■鳶職にはさまざまな種類があります
鳶職は、建設現場の高所作業を専門とする職人です。大きく分けると、「足場鳶」「鉄骨鳶」「重量鳶」の3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
・足場鳶
足場鳶は、建設現場の足場を設置する職人です。足場がなければ高所作業はできないため、幅広い現場で活躍します。後から現場に入る職人が安全かつ快適に作業できるよう、現場の状況に合わせて足場を組み立てる的確な判断力が求められます。
・鉄骨鳶
鉄骨鳶は、鉄骨を組み上げて建物の骨組みを作る職人です。重い鉄骨をクレーンで吊り上げ、高所で組み立て作業を行うため、一歩間違うと命の危険があります。建設現場の中でも特に難易度が高く、優れた技術力や集中力が要求される仕事です。
・重量鳶
重量鳶は、主に大型機械などの重量物の設置を担う職人です。他の2つに比べて専門性が高く、プラントの空調設備・電気設備・給排水設備工事の一部や、橋梁の主桁架設などを行うこともあります。
これらのうち、加藤組がメインで手掛けているのは鉄骨鳶です。より詳しい仕事内容は、次の項目で解説します。
■鉄骨鳶はどういう仕事をするの？
鉄骨鳶は、「下まわり（地走り）」と「取り付け」の2グループに分かれて作業を行います。それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
・下まわりの仕事
下まわりは地上で活動し、鉄骨にワイヤーを装着する「玉掛け」作業を行い、クレーンで鉄骨を高所へ上げる仕事です。一見安全で簡単に思えますが、実は見た目ほど単純な仕事ではありません。
まず、鉄骨の大きさや形状に合わせて、吊り方を変える必要があります。吊った後の鉄骨の角度や使用するワイヤーの数、吊り上げる順番、鉄骨の重さによるクレーンの速度の変化なども考慮しなくてはなりません。ワイヤーを1つ装着するだけでも時間がかかるので、手間取っていると高所の仲間を待たせてしまいます。
そしてもちろん、1番重要なポイントは作用の安全性です。鉄骨が決して落下しないよう正確にワイヤーを装着しつつ、人が近づかないよう常に確認する必要があります。下まわりがしっかりと動いてこそ、高所でもスムーズな作業ができるのです。
・取り付けの仕事
取り付けは、クレーンで吊り上げられてきた鉄骨を組み立てる仕事です。もちろん高所作業が基本で、時には地上100mを超えるような場所で作業することもあり、大変な危険を伴います。現場の屋外のため天候の影響も受けやすく、高所になればなるほど強まる風にも注意が必要です。
組み立ての手順としては、まず鉄骨をボルトやワイヤーで仮固定します。次に高力ボルトで本締めを行い、さらに溶接を行って鉄骨同士を接合します。もちろん、ただ接合すればいいわけではなく、位置や角度を正確に調整しなければなりません。体力はもちろんですが、集中力や繊細さも必要な仕事なのです。
なお、会社によっては溶接作業を他社に任せていることもありますが、加藤組では溶接作業も行っています。すべての作業を一貫して行えるのが弊社の強みです。職人として働く方もいろいろな経験ができ、キャリアアップに役立つかと思います。
■鉄骨鳶は将来性も抜群！
鉄骨鳶に興味があっても、「肉体労働だし、いずれ機械に取って代わられてしまうのでは？」と不安を覚える方もいることと思います。しかし、結論から言うとその心配はいりません。なぜなら、鉄骨鳶は機械には任せづらい仕事だからです。
図面通りに進みにくい建設の現場においては、前述したように繊細な職人技・柔軟な対応力が要求されます。これは、AIやロボットには真似ができません。もちろん遠い未来のことはわかりませんが、当面は機械に仕事を奪われる心配はないといっていいでしょう。
また、人が生活を続ける限り、新しい建物の建設需要も生まれ続けます。つまり、建物に必要不可欠な鉄骨工事は今後も欠かせない仕事で、将来的にもなくなることは決してありません。加えて、近年の建設業界は高齢化が進んでおり、人手不足に陥っています。しっかり経験を積んで一人前の鳶職人になれば、将来にわたって安定して収入を得られるでしょう。
加藤組では、鉄骨鳶として一緒に働いてくださる方を募集しています。従業員の安全と働きやすい環境を大事しており、福利厚生も充実。幅広い年齢層の先輩が丁寧に指導しますので、未経験の方でも安心です。
さらに、遠方からの移住やUターンも大歓迎！ 大牟田市への移住支援も行っておりますので、興味のある方はこちらのページ（https://katogumi.jp/blog/news/139280）をご覧ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
